心の病気

今は、心療内科という、便利なものができたし、「心の風邪だよね」と早めに不調を訴えられる時代になりました。特に隠しておくこともなく、人にも話しやすく時代は変わりました。
良く効くお薬もあります。
昔は、精神科しかなくて、よっぽどひどくなって、家族の手に負えなくなり相談するケースがほとんどだったと思います。さらに昔は、家の奥の座敷牢に隔離したのではないかと思います。
30年ほど前、病院の精神科病棟にお見舞いに行きました。
友達が心配で、毎週行きました。
入院している人たちは何年も何十年もいるかたも多いようでした。
「社会的入院」・・・家族にも受け入れてもらえずに、ずっと病院で生きる人たち。
この人たちを全員いっぺんに救う、魔法使いになりたい!と願いました。
毎週お見舞いに行くと、入口で名前を記入しますが、前の週にお見舞いに来た時書いた、「大城裕子」の次の行に、また「大城裕子」と書くことも多く、ほとんどお見舞いの人はこない・・・
でも臨床心理士やカウンセラーの道を目指すわけでもなく、会社員を続けていました。
今、願いがかなってきているのを感じます。
そして、全員救うのはありえない、それぞれの魂の事情もあるのもわかりました。
ご縁をいただいた方々と、真摯に向き合い、交流していくことで、
「元気に生きるお手伝い」になりますように。
日々精進です。