自己紹介⑥

今度は香取神宮の要石様に、お願いしてきました。鹿島神宮の要石様と深いところでは同じ石で、その一部が地上にでているらしいです。
『地震が起きても被害が無いように、よろしくお願いいたします』

さて、弟子入りした鍼灸院。

高齢のかなり痩せた骨皮のおじいさん、
よたよたいらっしゃいました。
院長が肩甲骨など、まさに骨に鍼をして、
お灸してるのをながめていました。
そしてシャキッとすたすた歩いてお帰りでした。
(骨に治療すると元気になるらしい…)

院長の真似して、骨に優しく指圧すると、とても楽になり喜ばれました。
実際には数ミリですが、『皮から骨まで1~2メートルの深さがあると思って味わいながら指圧しなさい。』と院長にアドバイスをもらい、かなり『ひとおし』をゆっくりじっくり指圧しました。
エネルギーを感じる練習も毎日していたので、
味わいながら指を抜くとき『モワーッ』となにかガスのようなのが抜けるのを感じました。
解剖の教科書を調べるなどして『骨を包む膜には痛みを感じる神経があり、そこが凝っていると、筋肉の途中をほぐしてもそのときはよくてもだるさや重さが抜けない』ことがわかりました。
ゆっくりゆっくり指圧するので、患者さん方から
『そんなにおっかなびっくりしなくても、もう少し早く指圧しても良いのよ。』と言われました。
しかし、私の職人魂に火がついたようになり、
ゆっくり指圧で『骨膜指圧』の研究をさせてもらいました。
抜けていくエネルギーにビジョンが加わるようになりました。それは人とのトラブルだったり、気に病んでいることだったり、我慢しすぎの疲れだったり、とにかくそのもわもわしたエネルギーが骨から抜けると楽になったと喜んでもらえました。
『ストレスエネルギーが骨膜にたまるのかも。』

ストレスがたまると病気になると言われますが、『ストレスエネルギーが物理的に体に貯まりすぎると病気になる』という意味なんだわと理解しました。

骨膜にたまったストレスエネルギーが抜けるのを感じて毎日夢中で働きました。
院長の前座で毎日5人以上は経験を積ませていただけました。ありがたかったです。

つづく