弱いものいじめ?

Wさんは、ペースメーカーをつけています。
ご主人の入院先からの帰り、東京駅ですいている電車を待ち、体の不自由な方などの優先席に座りました。
すると、若い女性がきて隣に座りました。携帯電話を取り出し、インターネットを使い始めました。
 
Wさんは、動悸が激しくなり、しだいにあぶら汗がたらたら流れはじめました。
Wさん「携帯電話もマナーモードにしてポケットにいれておいてくれれば、なんとか我慢できるのよ。でもとなりでネットやられると、もう苦しくて耐えられない。やめてって言いたいけど、若い子は怖いじゃない?私になにかあったら、主人や子供達はどうなるのだろうって思って、思い切って『ごめんなさいね。おばさん、それが苦しいんだ。やめてくれるかな。』と女性に話したら、やめてくれたのよ。助かったわ。」
あやまってから話し始めるというのは、安全な方法だなと思いました。
Yさんは、障害者採用で、会社に勤めています。
会社の人によく言われるそうです。
「Yさんは(障害者で)いいわね。税金も安くなるし。交通費も!」
Yさん「税金が一万安くなるのと、不自由な体で生きるのとどっちがいいのか一度聞いてみたい。言えないけど・・・」
友達のZさんは、視覚障害者です。勤め先の三鷹駅周辺は、わりと遠くまで、視覚障害者用の黄色のでこぼこした線が道路にあります。
Zさん「あの線の上にどうして皆自転車をとめるの?歩けないよ。一度あの自転車全部倒してもいい?」
おおしろ「いいけど、私が一緒のときにして!もとにもどすから」
う~ん、いろんなこと考えさせられます。