デジタルからアナログへ

高校生のとき、好きな科目か数学しかなくて、
父にそれを生かせる仕事を聞いたら、
コンピューターのプログラミングで論理的な思考を生かせるとのことでした。
そこで短大で情報処理を専攻して技術者の資格をとりました。
企業のシステム課に就職しました。
どうも会社のビルのなかにいるのが息苦しくて、
昼休みはよく外の公園でお弁当を食べてました。
仕事は好きで、7年勤務しました。
しかし、どんどんコンピューターが進歩するに従い、ついていけない感じがしてきました。
ストレスで血圧があがり、機嫌が悪い日が続きました。
いつも機嫌が良くてにこにこしている私が変わったので、
両親があせり、策を練りました。
仕事が忙しくて休めないのに、とりあえず会社を休ませようと決めたのです。
(私には内緒で医師に頼んだそうで、後で知りましたが)
父の友人が経営する病院に『血圧が高いから二週間検査入院』させてもらうことになりました。
本当は入院の必要もなかったのですが、
その間に、『他の仕事を探そう!』と私は考えました。
二週間後、すっかりご機嫌な笑顔で退院しました。