宝物の時間

友人たち二人でつくった新曲を披露してくれました。
春をテーマにした歌
まさにこの二年半春のような心が満たされる幸せな時間でした。それを歌にしてくれたように感じました。
家族の介護のため、仕事を減らして患者さんたちにもご迷惑をおかけしてきました。
だけど、父と私にとって、宝物のような時間を過ごさせていただきました。ありがとうございました。
父の願い通り、自宅で私の手のなかで旅立ちました。
苦しみもなく、枯れ木のようになって、
パタッと父の肉体が終わりました。(2月15日(金))
老衰という診断、93歳、茨城県ではお祝いに紅白のタオルを配ります。『天寿をまっとうしました、あなたもそうなりますように。』
人生の祝ご卒業、最後まで『家族を守る、お国を守る』意識の強い人でした。普通に会社員で退職したあとは海の側で暮らして、別に社会的な活動をしたわけではないのです。だけど日本兵であることは、ずっと貫いていたような人でした。終戦のとき20歳で、そんなに長く戦地にいたわけではないようでしたが。
あと二人、介護の必要な家族が残っています。
父からのバトンを受け取り、責任を果たしていきます。