大城裕子自己紹介 ①

とても無口で内気な性格です。
8年前友達になったとき、ミカチェンコさん(今はホームページの音楽を担当してくれてます)から、
ミカチェンコさん
『シロチの出身はどこ?』(私のあだながシロチェンコ)
私『東京だよ』
それから数年たちよく遊んでもらってるうちに、私が岐阜県の高山市で生まれて、三才まで横浜市金沢八景で育って、それから東京に移住して、そのあと半世紀は東京の西荻窪で暮らしている、という事実をミカチェンコさんが把握しました。
ミカチェンコさん
『はじめは東京出身て言ってたよね。普通は生まれがどこでどこで育ってと説明するものよ。』
私『そうなの!?知らなかった。』
ミカチェンコさん
『そうやって詳しく話すとそこから話題が広がるでしょ。話をキャッチボールするんだよ。交流を楽しむの』
話すのが苦手だから、こうやってすべて最小限の口数で生きていくくせがついてるのに気がつきました。
それからは『出身は?』と聞かれたら丁寧に答えるようにしてます。話題はなんでもよいから、話をキャッチボールすることで、親睦を深める方法、友達と交流を楽しむ方法を教わりました。
ミカチェンコさんに8年前会ったときは、まだ人と目を合わすこともできませんでした。
『駆け込み寺』というNPOで二人ともボランティア活動していました。ミカチェンコさんがボランティアでカレーをつくり、それを食べにいくことで駆け込み寺の活動募金になる日がありました。
そのときはじめて2人は会話しました。
ミカチェンコさん
『チキンカレーとじゃがいものカレーどちらになさいますか?』
私は人見知りして目をあわすことができず、でもどうしても両方食べたいので、顔をあげてミカチェンコさんの顔をみつめて訴えました。
私『りょ、両方ではだめでしょうか?!』
ミカチェンコさんはうろたえて
『しょ、少々お待ちください』と駆け込み寺のスタッフに確認したそうです。このイベントは1人に1種類のカレーを選んでもらうことに決まっていたそうです。
駆け込み寺のスタッフ
『大城さんは今日のお米を寄付してくれてるから、両方だしてあげて』
ということでめでたく両方のカレーライスを味わって幸せを満喫しました。

(内戦中のスリランカでミカチェンコさんは現地でNPO活動するかたわら、スリランカカレーを研究したり、現地のアーティストたちとライブしたり、とても活躍されたそうです。エネルギーをメロディに変換して聞き取るクレアオーディエンスというすごい能力をお持ちです。人からでる波動をメロディで演奏するセラピーをすることで、聞いた人が生きる勇気や自信がつくという素敵な仕事もされています。)