自己紹介(番外編)

お化粧!
どうしてもできるようにならなくて、長続きしなくて、
20歳で会社勤めしたときの先輩や同僚が教えてくれたり、
習いに行ったり、
上司にもお説教されたり、
デパートの化粧品売り場ですべてそろえてもらって買ったり
母も心配してファンデーションや口紅を私に塗ろうとしたり、
患者さんがだまって口紅と頬紅を入れたポーチをプレゼントしてくれたり、
一応目指せ女の子!と気合いいれて何度かトライしたけどだめでした。
父だけは『そのままの自然体が良いよ』と言ってくれました。が、2年前くらいから、私の顔のシミを指差して『どうしたんだ、どこかにぶつけたのか?』と会うたびに心配するようになりました。心配させるので、ファンデーションで隠すようにはなりました。

それが突然去年のお正月あたりから、
自然にお化粧しはじめました。 
患者さんから『どうしたの?!フルメークしてる!』
と言われて『そうか、アイシャドウと頬紅してればフルメークに見えるらしい』と心が明るくなりました。
アイラインは目玉に書いちゃって真っ赤に充血するし、
まつげのカールなんて神業は無理!

次の月、2月に父が亡くなり、納得しました。 
たぶんお正月あたりから私はお別れの覚悟をしていたのでしょう。

『私を守ってくれる人はこの世からいなくなる、自立して大人にならなくては』

とやっと気合いがはいったのがわかりました。

最後の2年くらいほぼ寝たきりの父でしたが、どんな状態でも父のエネルギーに守られているのを感じていました。
今も父のエネルギー体とは連絡はとれるし、いつも見守ってくれているのも感じています。

だから安心したのか、
最近またサボり気味です。