お相撲さん

去年の秋一軒家に引っ越ししました。3部屋あって2部屋は使い道もないし、母の接待部屋になってます。

大きなテレビを買って、鑑賞しながらくつろぐ部屋と昼寝したいときの和室です。ちょくちょく30メートルほど離れた母の家から歩いてきて、私の様子をみにきます。

テレビで相撲の5月場所の中継を2人で観戦していました。

幕下の可愛い子達が頑張っていました。母『偉いわねえ。中学でてすぐに入門するのでしょう?たくさんご飯も食べなきゃ。親もきっとせっせと仕送りするのね。お米もきっと送ってるわね。』

母は私の顔をみて『あなたもしっかり食べてどんどん太らなきゃね』とニコニコしていました。母は認知症で、テレビのなかの世界と現実がごちゃごちゃになるときがあります。私もお相撲さんを目指してると思ったらしいです。

あまり被害妄想もないし、可愛いボケ方です。近所のみなさんも母が道に迷ってると連れて帰ってくれたり、買い物を手伝ってくれたり、親切にしてくださいます。

ありがたいです。