今必要なのは『猫の手♪』

こんにちは!
7月3日もヒーリングを楽しむ会にご参加ありがとうございました。
みなさんゆったりと、「一か月いろいろあったなあ♪」としみじみ思いながら、「次の一か月のエネルギー充電しとこっと♪」と楽しそうな感じでしたよ。私も楽しくヒーリングさせていただきました。
次回は8月7日(日)夜22時30分からです。よかったらまたご参加ください。
6月28日から夏休みをいただき、災害ボランティアツアーに参加してきました。
参加してみて、けしてマッチョな方でなくても、ぜひ誰でも(体調に問題がなければ)一度は災害ボランティアに行くと、とても良い社会勉強になると思いました。
「生きる」強さをもらえます。
普段自宅と仕事場の往復の毎日ではわからない、自分の気の弱さや不要な不安などが浮き彫りになり、自分と向き合う大切な4日間になりました。
もう時期的に、危険な作業というより、地道な黙々とやる作業を安全なところでやる段階になりました。まさに誰でもいって『猫の手』を提供してあげてはいかがでしょうか?
 大震災後、自分にできる範囲で支援になるようなことをしてきました。がれきの処理などは個人で行く勇気がなく、ツアーを探していたところ、ちょうど仕事場のある武蔵野市の社協で募集があり、申し込みました。
 事前の説明会では、ごく普通の感じのよい方々が集まりほっとしました。マッチョな方ばかりだったら私には無理だと思っていました。
 出発前の準備にホームセンターで、防塵マスクや安全靴など、いままでは関わりのなかったものを買い、それだけでも勉強になりました。寝袋は夏なので、足のところもチャックの開くクッションのきいたものを選びました。大きくて荷物になりますが、体調を保つために必要と思いました。(個人で行く場合はもうホテルや民宿も再開してますのでそちらを利用して半分旅行気分を味わうのもいいかもしれません。)
 岩手県大船渡市での作業一日目は、「さんさんの会」という、避難所のお弁当支給活動をしている会で調理補助をしました。プロの仕事と同じようにきびきびとみなさん働いていました。とても衛生面が徹底されていました。チームワークもよく、だけど会設立からのメンバーよりも数日から数十日ボランティアで通う方が多いのです。一人ひとりが初日からプロのように責任をもちお互いにフォローしあいながらお弁当を仕上げていくのにびっくりしました。
できあがったお弁当を配達する車にのり届けた後、いくつかの仮設住宅を訪問し、住んでいる方のお話を聞いてまわりました。さんさんの会では、仮設住宅で独り暮らしの方が食事に困らないように、そのような方があればお弁当を届けようと考えているそうです。避難所から仮設住宅に移れば、食事の配給はなくなり水道光熱費なども自費になります。一人で悩むことのないように、このような訪問は大切だと感じました。
 作業二日目は、流されて発見された写真やネガを整理していく作業所でした。海岸にたてたプレハブのなかで、半分乾いたヘドロつきの写真やネガを、ゴム手袋をしてきれいに払いながら分別していきました。乾いていないものは(アルバムなど)乾くように立てていきました。地元の若い女性が整理されたものを見に来て、家族のアルバムをみつけて持ち帰りました。地道な作業が役にたつのを目の当たりにできうれしかったです。海岸の作業所なので、「もし地震がきたら津波警報が鳴る鳴らないに関わらず、各自の判断で高台に逃げるように」と初めに説明がありました。また最近は夏日で蒸し風呂のような作業所で毎日働いているであろうボランティアさんたちに頭が下がりました。
災害当初と違い、三か月もたつので現場に秩序があり、作業も危険が減り細分化され、ひたすら黙々と復興が進んでいます。黙々とあわてず騒がず人々が働いていました。
水道も電気も使えます。
匂いも普通に田舎を旅行するとき感じる肥溜めの匂い程度です。
仕事に使うエプロンやスコップなどは、現地のボランティアセンターで、貸してくれます。(あらかじめネットで予約して、当日朝7時ころに受付すれば、仕事を割り振られます)